2011年9月12日月曜日

壁を塗りたいDIY

前からずっと気になっている塗料があります。

それが、関西ペイントの「アレスシックイ」という内装壁用の漆喰塗料です。

http://www.kansai.co.jp/shikkui/index.html


お城や旧家の白い壁をコテで塗っていく左官さんのお仕事にはずっと興味があり、
「いつかはやってみたい!」

と、思っていましたが、この塗料なら刷毛やローラーで簡単に漆喰壁を作ることができます。
おまけに、壁紙の上からでも塗れるんですよっ!奥さんっ!!


日本の住宅内装は壁材がほとんど壁紙で覆われているという特異な環境ですが、海外では塗料やペンキでペイントすることも普通のことです。

私の場合は実家が土壁の上に化粧漆喰(?)みたいなのが塗ってある古い家だったので、子供のころは「壁紙」にあこがれていた部分がありましたが、塗料業界に足を突っ込んだからなのか、漆喰に「漆」という字が入っているからなのか?


いずれにせよ、最近内装壁を漆喰で塗り替えたいマインドです☆


さて、壁紙がほぼ席巻している日本の内装壁材の中に、「塗料」が進出してきたのはこの5~6年でしょうか。

この手の塗料は大きく分けて2種類あります。

それが、漆喰塗料と珪藻土系塗料です。


この2つは壁紙の面積を削りながらも、互いに激しいシェア争いをしています。
いずれも水性で、室内で施工してもにおいが少なく、頑張れば業者に依頼せずとも個人で塗れるでしょう。


特性としては、漆喰は消石灰、珪藻土系塗料は字のごとく珪藻土の多孔質が・・それぞれ調湿効果を発揮し、室内の環境を快適に保ってくれる・・・というのが売り文句です。

他にもシックハウスの原因物質を吸着してくれる・・とか。

漆喰の場合は加えて、抗菌やホルムアルデヒドを吸着無害化する効果などがあるそうです。

さらに、アレスシックイはトップコートに防汚コートを塗ることができ、汚れが付きにくく・ふき取りやすくなります。


値段は漆喰の方がちょっと高めで、珪藻土系塗料の方がややお手頃な感じがあります。
注意しないといけないと思っているのが、漆喰は強アルカリですので、塗っているときに目に入らないようにきちんと保護メガネをかけないといけないところかな。


施工後は大丈夫ですが、液が目に入ると最悪失明するかもしれません・・(ノд・。) 
一方、珪藻土系塗料の場合は、その組成に注意が必要です。
珪藻土はそのまま塗っても固まりませんので、「つなぎ:バインダー」として樹脂分が必要になります。


そのバインダーには水性のウレタンディスパージョンなどがよく使われますが、そうした水性樹脂には高沸点の有機溶剤を造膜助剤として添加するのが一般的です。


したがって、珪藻土系塗料は塗装した後しばらくのあいだ、ゆっくりと時間をかけて有機溶剤が揮発していくことになりますので、化学物質過敏症などのシックハウスに敏感な方は注意が必要です。


また、肝心の珪藻土と水性樹脂やそのほかの添加物との比率もチェックした方がいいかもしれません。


「珪藻土塗料」とうたいつつも、「珪藻土はチョロっとだけで、中身はほとんど違うもの」という場合もあり得ますので、塗料メーカーのHPなどで、大まかな成分の割合や調湿効果のデータなどが、きちんと開示されているかどうかをよく確認されたうえでご使用ください。



また、珪藻土系塗料の中には採掘した状態の生の珪藻土ではなく、不純物を取り除くために焼成(焼いた)した珪藻土を用いているものも多いのですが、下記の石川県工業試験所の研究発表によりますと、
http://www.irii.jp/theme/h8/12.htm

珪藻土を焼成していくと、その成分のシリカが結晶化し、もともと多孔質だった珪藻土の空隙がつぶれ、吸湿量が大きく低下していくことが示されています。



なので、やはりこれも塗料メーカーのHPなどで、調湿効果のデータを確認しておくといいでしょう。



[珪藻土と漆喰]
http://www010.upp.so-net.ne.jp/onhome/note/sikkui.html


[元職人上りの社長が語る家づくり極意!]
http://blog.livedoor.jp/bellhome1/archives/50705133.html


なんだか、ホームセンターのブログみたいになってしまいましたが、そのうち本当に漆喰を塗ってみたいと思っています。


やたら「漆喰」の側の肩ばかり持ってしまって、「珪藻土系塗料メーカー」のみなさんごめんなさい。
漆職人ですので、ついつい同じ「漆」の字のある「漆喰」の味方をしてしまいました・・・(;´▽`A``